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【完結済☆天才魔法使いの不器用な溺愛】「魔法使いの婚約者」感想・レビュー

異世界に転生したけど…私って脇役?!

画像出典:ebookjapan

著者:かづか将来
 
原作:中村朱里
 
キャラクター原案:サカノ景子
 
既刊4巻完結済です!
 
 

感想・レビュー

あらすじ

前世で日本で平凡なOLだったが、不慮の事故に巻き込まれ、剣と魔法の世界に転生してしまったらしい私。 3歳のとき熱病で一週間生死をさまよったときに記憶を取り戻した。

剣と魔法の世界に転生したということは・・「転生チートスキル」があるのかも?!「世界を救う使命」とか・・?と期待したものの、転生により特殊な能力も強力な魔法も手に入れることはなかった。

ところが、黒髪の絶世の美少年・エギエディルズと出会い・・?

転生したのは市民A?!

貴族の娘フィリミナは3歳のときに高熱で寝込んでしまい、前世の記憶…日本と呼ばれた国でリストラされ恋愛もできず、三十路で事故で死んでしまったことを思い出した。
 

転生したこの国では500年前に魔王が現れ、女神の加護を受けた勇者達が魔王を封印したと言われている。

そんな剣と魔法の世界に転生したということは、私がすごい魔力を持っていたりチートスキルがあるのかしら…と思ったけれど、魔力に秀でているわけでもなく、美少女というわけでもない……選ばれし者ではなく、単なる市民Aとして転生してしまったようだった。

漆黒の美少年

ある日父の友人で王宮付魔法使いであるランセント家の当主が連れてきたのは、漆黒の髪の美少年エギエディルズ
 

この国では髪の色が濃いほど魔力が濃いとされているので、「黒」は恐怖の対象だった。

エギエディルズも生まれたときから一族に忌み嫌われ、魔力を封印されていたところを王宮付魔法使いであるランセントに引き取られた。

 
心を閉ざしたエギエディルズだったが、前世日本の黒髪が懐かしくなったフィリミナは、「綺麗ね」と声をかけ、野生の獣が少しずつ人に慣れていくように、エギエディルズはフィリミナに心を開いていった。
 

消えない傷痕

ある日フィリミナが父の書斎から高位精霊が描かれた魔術書を持ち出し、エギエディルズに見せると、フィリミナを喜ばせたかったのかエギエディルズは高位精霊を召喚する。
 
ところが精霊は二人を攻撃し、とっさにエギエディルズをかばったフィリミナの背中には一生消えない火傷の痕が残ってしまった。
 
精霊の力を借りて栄えるこの国では、精霊から嫌われ傷を受けた者は忌避される。
貴族の娘でありながら、良縁は望めなくなってしまった。
この事件をうけて、幼い二人は婚約することとなった。
 
エギエディルズはフィリミナを愛しているから婚約を結んだのだが、言葉が足りないためフィリミナには伝わらず、負い目を感じている…すれ違いがもどかしい!
 

「残念なほどに変わらないな」

フィリミナとエギエディルズが形式上は婚約を結んだ直後、エギエディルズは魔法学園に通うため寮生活となり、簡単に会えなくなってしまった。

手紙のやり取りは続けているものの、休暇になっても「帰れない」ばかりで、全く会えないままなんと7年が経過してしまっていた・・(フィリミナ忍耐強すぎる!)

そしてエギエディルズが魔法学園を卒業し、7年ぶりについに二人は再会した!緊張で眠れなかったフィリミナ

7年ぶりに会うエギエディルズは美しい青年に成長していた!あまりのイケメンぶりにフィリミナが驚いていると、エギエディルズが一言・・

お前は残念なほど変わらないな

えっ・・・・

恋愛ポンコツ男

エギエディルズはフィリミナのことを確かに好いているし本当に大事に思っているけれど・・なんせ言葉が足りなすぎる!!態度も悪い!!

7年間の馴染めない学園生活で鍛えられた毒舌はフィリミナの前でも止まらず・・

婚約者を7年も待たせているのに卒業後も好きとも言わずプロポーズもしない・・本当にポンコツ!!笑

ポンコツエギエディルズがうだうだしている間に、「魔王復活」の知らせが・・!!

魔王討伐のメンバーとして招集されたエギエディルズ

無事にフィリミナのもとへ帰ることはできるのか・・?

ポンコツエギエディルズはフィリミナに思いを伝えることができるのか??!!

まとめ

言葉が足りなすぎるエギエディルズに超やきもき!健気なフィリミナに幸せになってほしい…!!
 
言葉が足りなくて不器用だけど、誰よりフィリミナを愛してるエギエディルズが尊い…
絵もキレイで、既刊4巻完結済みなので一気にラストまで読めちゃいます!
 
 
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