ある日夜会に出席するとどこからか指輪が飛んできて激突！「
画像出典：ebookjapan
漫画:早瀬ジュン
原作:茉雪ゆえ
キャラクター原案:鳥飼やすゆき
感想・レビュー
あらすじ
恋愛に興味がなく、なにより刺繍が大好きな伯爵令嬢アウローラ。
刺繍鑑賞が目当てである夜会に参加した彼女は、誰と話すでもなく他の令嬢のドレスを眺め続けていた。
そんな彼女に一つの指輪が突如激突!? 痛い・・・「指輪が選んだのはこの人です」！？？ん？？！！
指輪が選んだのはこの人です！
伯爵令嬢アウローラは夜会に出席していた。その目的は社交ではなく「刺繍ウォッチング」！
すると…どこからか指輪が飛んできておでこに激突！！痛みに震えていると、やって来た美青年が「指輪が選んだのはこの人だ！私はこの人を妻にする！」と高らかに宣言した！！！？？
土下座謝罪
翌日アウローラの前で土下座謝罪をしている青年はフェリクス・イル・レ=クラヴィス
王宮近衛隊の騎士で、その美貌から「氷の貴公子」と呼ばれる人だった。
フェリクスの話によると、日々100件を超える縁談話にうんざりし、夜会の日も姉に令嬢を紹介されること20人…自棄になって「この指輪が選んだ人が私の婚約者だ！」と言って指輪を放り投げたところ、アウローラに激突した …ということらしい。
酔いもあって冷静さを欠いていたフェリクスは、翌日謝罪のためアウローラを訪ねた。
しかし、夜会で婚約を宣言したらもう縁談話に悩まされることもない…婚約者がいるというだけでもたらされる平穏な日々のために、婚約者のフリを続けてくれないかと頼み込む。
困惑するアウローラだったが、見た目の麗しさに反して飾り気がなく実直なフェリクスに親しみを覚え、ボランティア感覚で婚約者のフリをすることを承諾した。
指輪が選んだ婚約者とは…？
フェリクスは剣の腕も確かだが、魔法の腕もかなりのものだった。そんな彼の趣味は意外と可愛らしく、「占い」だという。
女々しいとバカにせずにフェリクスの趣味を受け入れてくれるアウローラに、次第に心を開き、思いを寄せていく…
「占い」とは、杖などの媒介を通じて「より良い未来へ繋がるもの」を選ぶことができるという。
フェリクスが夜会で放り投げた指輪にも、実は無意識に魔力が込められていて…？？
原始の魔女
アウローラは魔法を使えないはずなのに、アウローラが刺繍した物にはなぜか魔力が込められているらしい。
これは「原始の魔女」と呼ばれる現在の魔法が生み出されるはるか昔に存在した魔法使いの技だという。
アウローラは魔法使いを多く輩出する家の分家なので血筋的にはあり得る。
そんな「原始の魔女」であるアウローラを研究させてほしい！と、研究機関である「塔」へ来るよう誘われた。
塔へ行けば大好きな刺繍を好きなだけ刺していられる！！
ただ、塔に行けば外部との接触を避けなければならない。
以前の自分なら即答で行きます！と答えただろうけど・・
塔へ行くということはフェリクス様にも会えなくなるということ。
そこで初めてアウローラは自分の気持ちに気づいて・・？
フェリクス様が最強すぎる…！
見た目の美しさと中身の素朴さのギャップがたまらないフェリクス様！
婚約者のフリをお願いしていただけなのに、いつの間にかアウローラに心惹かれていて、遅い「初恋」に気づきます。
初めての恋に戸惑っている不器用なフェリクス様が可愛すぎる～～！
絵がとーってもキレイで、フェリクス様がとにかく美しいんです！！
カラーイラストなんて美しすぎて…額に飾りたいくらい素敵です！
ぜひ読んでほしい作品です！！
